埼玉県戸田市・蕨市・川口市・さいたま市のお客様の経営・税務・財務のお手伝いをさせて頂いている税理士事務所

経営とMAS監査

■一生懸命に帳簿をつけるのはナゼ?

「社長、会社を経営していくには、しっかりと帳簿をつけることが大事ですよ」なんて言われてしまったけど。ほんとうに必要なのだろうか…。多くの社長の頭のなかによぎる素朴な疑問。

 

税理士事務所としては、「帳簿をしっかりつけた方が良い」と言いたいところですが(笑)、社長の考えにもいろいろあると思います。会計を、「税金を計算するため」だけに使うのであれば、それほど急いで帳簿をつけなくても良いでしょう。決算日から2か月以内に税務申告書を提出し納税していれば、税務上は何らペナルティを受けるわけではありません。

 

でも、会計を「未来を予測するため」に使うのであれば、日々、しっかりと帳簿をつけていく必要があるでしょう。毎日作成している帳簿の数字が、社長が未来を予測するための基礎となるわけですから。非常に厳しい競争が行われている環境の中で、数カ月前の数字をベースに、会社の未来に向けた施策を考えてしまって大丈夫なのでしょうか。

 

また、会計を「最近行っている経営施策の実現度を計る」ために使うのであれば、日々、しっかりと帳簿をつけていく必要があるでしょう。例えば、「営業の社員を増やし、積極的な営業活動(キャンペーン)を行う」という活動を行った時に、その活動によってどのような影響があったかを表すには、日々の帳簿の中にしか現れません。「売上がどうなったのか」「経費どうなったのか」「利益がどうなったのか」「資金繰りがどうなったのか」…。会社の経営者であれば、これらの活動の成果について、すぐにでも状況を確認し、成果について検討したくなるハズです。キャンペーンの数か月後にようやく分析が始められるようなら、次の一手に取り掛かるまでの時間がかかり過ぎです。

 

会計(帳簿で記録を残すこと)は、資金を融資してくれた銀行のためではなく、税金を計算する会計事務所の為でもなく、他の誰の為でもなく、会社のために行わなければならないのです。

■経営計画って立てた方が良い?

あなたは5年後の会社をどのようにしたいとお考えでしょうか?

 

企業は、今、厳しい環境の中で営業活動を行っています。「売上や利益を増やすため」「無駄な経費を減らすため」「楽しく仕事を行うため」「残業を減らして家族との時間を取るため」、経営者はいろいろな活動Actionをおこなっています。もちろん、それぞれの活動Actionが、当初予想していたよりも多くの成果を上げるとは限りません。

 

この厳しい環境の中で、「なんとなく」営業しているだけでは、他社と競争していくことは困難です。もちろん、何も考えていなくても、なぜだか上手くいってしまうこともあるかもしれません(笑)。でも、そのようなラッキーは永遠に続くわけではありません。「我が社は〇〇○をテーマに社会に貢献していく」等のしっかりとした経営理念に基づき、それを実現するための軸となる活動方針を決めていく。会社としての行動指針を決めることで、それを実現するためのさまざまな手段が生みだされます。

 

あなたの会社の5年後は、どうなっていたいとお考えですか?「5年後の会社をこのようにしたい」というあなたの目標を実現するために1年目に何をすべきなのか、2年目に何をすべきなのかというような中期5カ年計画を立案し、会社の経営者だけではなく従業員にも認識してもらうことは、貴方の会社にとって素晴らしいことになるでしょう。

 

会社の営業マンに向かって、社長や管理職が「目標」を設定することはよくみられる光景です。一部のスーパー営業マンを除けば、「こんな目標なんか達成できっこない」などと愚痴をこぼす方がほとんどでしょう。会社の売上を上げることによって、営業さんのお給料も増えるチャンスがあるわけなのに、ナゼ、上司が設定した「目標」は嫌われてしまうのでしょうか?それは、おそらく、「社長や管理職が考えている目標」と「一般の営業マンが考えている目標」との間に大きな差が生じてしまっているからにほかなりません。「社長や管理職」と「一般の営業マン」が考えている会社の理想像を、なるべく近づけていく。そしてそれを実現するためにどうすれば良いのかを、社長や管理職だけでなく一般の営業マンも一緒になって考えていく。会社の活動について、トップダウンだけではなく、ボトムアップから生まれてくる体制づくりができるようになれば、一般の営業マンの活動は、自然と「会社の理想を実現するため」に行われるものになってきます。目標(数字)による管理は、決して「ノルマ管理」になるとは限らないのです。

■経営者が理想の会社にするために

せっかく目標を立てて活動を行っても、上手くいくとは限りません。むしろ、これだけ厳しい競争が起きている時代なのですから、目標を達成することもたやすいことではありません。

 

「考えていたプラン通りに結果が出ていない。ナゼなんだろう?」という壁にぶつかってしまうことがあるかもしれません。それぞれの活動について、「経営サイクル(Plan-Do-See)」に当てはめて、「良かったのか悪かったのか」、「改善すべき点は無かったのか」、「もっと効果的におこなう方法は無かったのか」など、細かな分析を行うことで、次のステップに進むことができるでしょう。具体的な目標の立案と、月次ベースでの活動の検討と課題抽出、そして新たな行動目標の設定などが、「経営サイクル」として対応できるようになれば、様々な諸問題への対応が早くできるようになります。

 

ほとんどの人がそうですが、未来を把握している人はいません。未来を予想し、それに対応するための「仮説」を立てて「実践」し、その後にその実践について「検証」することで、不確定な未来に対応していかなければならないのです。仮説を立てて計画していた「予算」と「実績」とを比較して(予実管理)、新たな課題を抽出し、その後の行動に反映させていく…。その差を把握していくことが、経営にとっては非常に大事なことなのです。

 

 

「経営計画」を立案し、会社の行動について「月次評価」を行い、様々な新たな課題を抽出。また、半年や決算前に利益や税額等の予測を行い、タックスプランニングを提供。また「1年間の活動」について評価を行い、翌事業年度の目標(経営計画)にフィードバックさせていく。MAS監査とは「目標達成ができる経営体質」を構築するために「経営計画」を基軸とした「経営サイクル(Plan-Do-See)」の「確立」と「運営」を支援する経営サポートになります。

 

あるべきヴィジョン(未来)に向けて、様々な行動を起こすための「体制づくり」をされてみてはいかがでしょうか?